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第13話 好評過ぎてちょっと引いたこと

夜です。いまはディーさんと二人歓談中。って言っても主に私があれした、これしたとかの報告みたいになってるケド。服はとっても好評でした♪好評過ぎてちょっと引いたけど。


『………っ』


そう言って固まるディーさん。そっと視線を逸らし………。

『似合っているぞミオン。まるで虎の子のようだ』

私、何処まで行っても虎の子です。えぇ。

その後、ディーさんのお膝の上で食事をする羽目になりました。

だって離してくれなかったんだもん(泣)19にもなってそれってどうよ? もう少しでディーさんに食べさせて貰う事になりそうだったしな!!! それは断固拒否したけど。


ミーシャさん達の微笑ましく見守る視線も正直痛かった。ちくちくちくちく刺さって来るんだ私の心に。また、あらぬ誤解を産んだ気がする。皆、どれだけ虎の子が好きなんだ。


「そうだディーさん思い出したんだけど、皆の前でこっ恥ずかしいセリフを言うのを辞めていただきたいです!!! 後今日の夕飯みたいな事!!!」


「? 俺は何かしたか?」


やっぱりだ~。この人天然ですよ。自覚なしです。


「例えば、『これを着たミオンが早く見てみたい』とか膝だっこでご飯とか!!!」


ペシペシとディーさんを叩きながら抗議する。


「………特に膝だっこ。私19才だっていったよね………」


下から睨みあげればディーさんの身体が後方に逃げる。


「うむ、スマン。可愛らしかったのでつい、な。だが言った言葉の方はそんなに不自然ではないと思うが………」


あっ視線を逸らせた!!! ディーさん絶対私の年齢忘れてたに違いない。


「皆の前で言われたら恥ずかしいです。あらぬ誤解を産みそうだし」


「誤解?」


「うー、何て言うか………陛下とぉ………妃殿下がぁ―――今日もラブラブ?」


「いいではないか」


目をパチクリされて言われました。ええい天然めぇ。察しろ。私の気持ち。


「良くないよ!!!」


「ふむ。じゃあ皆の前で言わねばいいのだな?」


「いやそう言う問題でもなく………」


「?」


尻すぼみに消えてく私の言葉にディーさんが疑問を投げかける。

言えない。恥ずかしくて砂糖吐きそうになるとか、鳥肌が立って気色悪いとか―――なんだかちょっと落ち着かない気持ちになるとか………。そっちがのが恥ずかしいわ!!!


「いえ、なんでもナイデス」


「? そうか?」


「そう言えば、勉強を始めたいとリンに言ったそうだな。急にどうしたんだ?」


「うーん、ちょっと知らない事が多すぎるって事に気づかされる事が多々あって………あ、勉強はリン先生の都合で明後日からになったよ」


あの人たちの事を言うのいは告げ口みたいでいやだし、本当の理由は伏せときました。


「そうか、勉強したいと思う事は素晴らしい事だ。だが無理はするんじゃないぞ?」


「はぁい」


なんかこういうときのディーさんてお父さんみたい。お父さんって言っても私の想像の中のでしかないんだけど。


「さてそろそろ寝るか?」


「うん。またなんかお話してからね」


「ミオンはベットで話すのが好きだな」


「だって旅行とか行くとさ、友達とかと遅くまで話したりとか楽しいんだもん」


「そうか。ミオンが楽しいのなら俺も楽しい」


うぅ、ディーさんの天然っプリは治りそうもアリマセン。


「今日は何が聞きたいんだ?」


「そうだなぁ………じゃあ、こっちの四季と時間について教えて?」


「うむ。この国には四季があって今は季節でいうと秋になる。一年が12か月あってひと月が30日だな」


「じゃあ一年360日日って事かぁ。私のいた世界とあまり変わらないんだ」


ふむふむ。まったく違いすぎるんだったら覚えるのも大変だと思ったけど似た感じで良かった。


「時間は、一日24時間だな」


「あ、私のいた世界と一緒だ」


「そうなのか?では時間も理解しやすそうだな」


「うん。たいした違いが無くて良かったよ。」


そういって笑うとディーさんが良かったなと同じように笑ってくれた。

なんだかんだでディーさんミオンにメロメロ?です。

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