表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら勇者のステータス画面だった件 元UIデザイナー、使いにくいスキルツリーを勝手に改造して世界を救う  作者: 沼口ちるの
第二章 再動、メニュー画面の律動

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/89

第十九話 システム・ブレイク。あるいは「執念の物理化」

「(私)プロデューサー様! 警告です! 第4フォルダ内の『ルナ』のデータ容量が、嫉妬のエネルギーにより指数関数的に膨張! 1ペタ、10ペタ……もう俺のメモリじゃ支えきれません! 回路が、回路が溶けるぅぅぅ!!」


「(女神)ちょっ、ルナ! 落ち着きなさい! 私とメニュー画面のドッキングが、貴女の怒りで無理やり引き剥がされ……きゃあああ!? 触手が、私の神格にルナの殺意が逆流してくるぅ!!」


アレンがルカの耳元で「君の術式は、姉よりも感度が……」と囁きかけたその瞬間、アレンの目の前の空間が、ガラスが割れるような音と共に粉砕されました。


現実世界に、**「データと魔力が混濁した異形の幽霊ルナ」**が、メニュー画面の残骸を引きずりながら出現したのです!


「――ア・レ・ン……。いい度胸ね。ルカに変なこと教える前に、まずは私のこの『バグった魔力』を、あんたのその賢い頭に直接流し込んであげるわよ!」


「なっ、ルナ!? システムの中に閉じ込めたはずのデータが、なぜ物理干渉を……!?」


「(私)無理ですよアレン! 彼女、自分の存在情報を『嫉妬』というエネルギーに変換して、俺のファイアウォールを物理的にぶち抜いたんです! 今の彼女は、実体を持たない『最強のバグの塊』……つまり、**無敵アンタッチャブル**です!」


ルナの幽霊は、泣きじゃくる妹のルカを背後に隠すと、バグったメニュー画面の「ウィンドウ(物理)」を鈍器のように振り回し、アレンへの猛攻撃を開始しました。


【システム・ブレイク】によるカオス・ステータス

ルナ(バグ幽霊): 【状態:極限嫉妬】。物理攻撃はすべて透過するが、彼女が振るう「エラーメッセージの角」はアレンの精神に直接ダメージを与える。


アレン: 【状態:演算不能】。計算外の「幽霊と妹の板挟み」に、知能指数185の脳がフリーズ。さらにルナが振り回すメニュー画面のせいで、視界が「404 Not Found」で埋め尽くされる。


ドッキングUI(女神&私): ルナに内側から破壊されたせいで、女神と俺は「半壊したウィンドウ」として空中に放り出されました。女神はショックで「もう嫌、おうちに帰る!」と号泣中。

後書き(ルナに破壊されたメニュー画面より)

(……プロデューサー様。……ボロボロです。 俺のUI、ルナさんに『あんたが余計なことするからよ!』って、角で何度も殴られてバキバキですよ。 でも、見てください。アレンが、怒り狂うルナ(幽霊)と、怯えるルカ(実体)の間に挟まれて、人生最大の『合理的ではないピンチ』に陥ってます。 ……やっぱり、女の嫉妬をデータで管理しようなんて、神様でも無理だったんですよ!)


半壊UI・アーステラ 「プロデューサー様ぁ……。ルナが怖すぎて、私、メニュー画面の隅っこでガタガタ震えてます……。 でもね、見て。アレンがルナの攻撃を避けながら、『……このバグ、どうにかしてアイテムとして再利用できないか』って、まだそんなこと考えてるわ! このバカ、本当に一度死なないと治らないわよ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ