表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら勇者のステータス画面だった件 元UIデザイナー、使いにくいスキルツリーを勝手に改造して世界を救う  作者: 沼口ちるの
第一章 おバカな勇者たち

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/89

第四十話 暴走する管理職。斎藤、加減を知らぬ「初陣」

「ははは! 見たまえアレン君! これが……これがルールから解放された私の『出力』だ!!」


魔王城の玉座の間。そこには、アリアを抱き捨て……もとい、あまりの激しさにアリアを気絶(昇天)させ、なおも全身から「ピンク色の高圧蒸気」を噴き出している斎藤の姿があった。


その魔圧は、城の壁を溶かし、周囲の魔物たちを「あ、これ以上見たら脳が焼ける」と退散させるほどに凄まじい。


「お、おい……斎藤……。お前、ちょっと落ち着けよ」


クワを肩に担いだアレンが、珍しく一歩引いている。


「落ち着くだと? 効率を重んじる私が、なぜ『賢者タイム』などという無駄な時間を過ごさねばならんのだ! 私は今、三万年分の未決済(未経験)の感情をすべて処理しているのだ! アリアだけでは足りない! ルナ君、カレン君! 君たちもまとめて『最終承認フィニッシュ』してあげよう!!」


斎藤の目が、もはや「社会復帰不可能」なレベルで爛々と輝いている。


(……あわわ、メニュー画面さん! 斎藤さんのステータスが、童貞を捨てた反動で『攻撃力』ではなく『さがの持続力』のみが無限ループに入ってます! これ、アレンさんでも勝てない……というか、関わっちゃいけないタイプのバグですよ!!)


「……ひ、ひぃぃ! アレン様! あの人の目、あれは『管理』じゃなくて『捕食』の目ですわ! 私、さすがにあの『重厚なコンプライアンス(肉体)』に一晩中付き合わされたら、魔力が枯渇してミイラになっちゃいますわ!!」


「私だって御免だ! あの男、さっきから私の大腿四頭筋を『最高の抱き枕ですね』とか言いながら、計算機みたいな指つきで揉みしだこうとしてくるんだぞ! 恐怖しか感じん!!」


カレンもゼクスを盾にしながら後退りする。 真の魔王となった斎藤。それは、あまりにも長すぎた「抑圧」が爆発した、全自動・無尽蔵の情熱マシンだった。

後書き

勇者アレン 「……なあ、ゼクス。俺、アイテムコンプリートはしたいけどさ。 あんな『ギラついた斎藤』からドロップするネクタイ……なんかベタベタしてそうで、触りたくねえな」


賢者ゼクス (斎藤のあまりの変貌に、悟りを開いた顔で) 「……言ったじゃないですか。 理性が強い人ほど、それが壊れた時の『振り幅』は計算不能だって。 ……メニュー画面さん。斎藤さんのログ、今のうちに『劇物』として封印しておいてくれませんか?」


真・統治魔王デズモンド斎藤 (シャツのボタンをすべて弾き飛ばしながら、アレンに迫る) 「さあアレン君! 次は君だ! 君のその『本能』、私の『情熱的な統理』で完璧に上書き保存してあげよう! 残業だ! 朝まで残業(修行)だぞ!!」


魔導士ルナ 「……誰か、誰かあの人にネクタイを締めて戻してくださいまし! 真面目な斎藤様の方が、まだ可愛げがありましたわ……今の斎藤様は、ただの『歩く絶倫災害』ですわよ!!」


千人斬りのアリア (白目を剥いて倒れたまま、幸せそうに微笑んで) 「……あ、あはは……。千人斬った私でも……一人に……完敗だわ……(ガクッ)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ