緊急特別編:閑話休題(続)。あるいは、デズモンド斎藤の「聖域」崩壊。
第三十八話(閑話休題) 斎藤、真理に触れる。
「な……な、ななな……何を、何を根拠にそのような……! 私は、単に仕事が忙しくて、その、効率的なパートナーシップを模索していただけであって……!」
斎藤の完璧な七三分けが、激しく乱れました。 図星。あまりにも、救いようのない図星でした。
「わ……わかりましたよ! 君がそこまで言うなら、検証してやろうじゃありませんか! その『不適切な福利厚生』とやらが、いかに非生産的で、いかに無意味なものかを……この私が自ら体験して、論理的に全否定して差し上げます!!」
斎藤は震える指でメガネを外し、会議室の奥から「覚悟を決めた顔」で現れたルナの元へ向かいました。
(……あわわ、プロデューサー様! 斎藤さんの『管理用タブレット』が、ルナさんの『真理の誘惑魔法』に触れた瞬間、爆発的な勢いでピンク色のログを書き出してます!)
「……斎藤様。管理、管理とおっしゃいますけど……殿方の心まで、ルールで縛ることはできませんわよ?」
ルナが斎藤のネクタイをゆっくりと緩め、耳元で「禁断の詠唱」を囁いた瞬間。
「あ……あああ……っ! なんだ……この、脳内のメモリが、すべて『快楽』という名の無駄なデータで書き換えられていく感覚は……! 効率が……仕事の効率が……ゼロになる……! だが……だが、悪くない……! むしろ、この『非効率の極み』こそが……世界の真理なのか……っ!?」
斎藤の眼鏡が砕け散り、彼の「健全な統治」は、ルナの柔らかな魔法の前にもろくも崩れ去りました。
後書き(賢者モードの斎藤と見守る一同)
デズモンド斎藤
(ネクタイを頭に巻き、シャツをはだけたまま、放心状態で空を見上げて)
「……プロデューサー殿。私は、間違っていました。
コンプライアンスなど……。この『ルナさんの太もも』という名の絶対的真理の前では、
ただの紙屑に過ぎない。……明日から、世界は『おバカ』と『修行』を中心に回るべきだ……」
勇者アレン
「よお、斎藤! 急にいい顔になったじゃねえか!
お前も今日から俺の『修行仲間』だ。
とりあえず、おやつ三倍にして、そのタブレットでエロいアイテムのドロップ率上げとけよ!」
魔導士ルナ
「ふふふ、やはり。どれほど厳しい管理職様でも、私の『直接魔力交換』には抗えませんでしたわ。
斎藤様……次は、アレン様と一緒に『三人で』の合同研修(地獄)を受けさせて差し上げますわね?」
賢者ゼクス
「(斎藤を憐れみの目で見ながら)
……ああ、あっち側へ行っちゃった。
でも、斎藤さんの管理権限と俺の知能、そしてアレンさんのバカさが合わさったら……
この世界、マジで『終わりの始まり』ですよ、プロデューサー様……」
女戦士カレン
「ふむ、斎藤殿。お前、ネクタイを外すと意外といい大胸筋をしているな。
よし、ルナの特訓が終わったら、次は私と『管理不能なプロテイン摂取』だ!」




