酒カス 設定と用語 作者用メモも兼ねて
・世界観
近未来、視覚聴覚嗅覚味覚に疑似触覚の伝達を可能とした技術発展の起きたVR機器分野。
脳内入力の反映という半ばSFな技術の出現により実際の手足を動かさずとも自由に動ける超技術がある。
・メイン視点
いわゆる主人公。今回は酒カスこと桜井高雄が基本的な視点となる。
趣味は酒を飲むことだったが、酒は飲めなくなり、VR世界で飲むことになった。
少し逆張りおじさんの要素も合わせ持っている。
いつもはモブ顔系の物語中盤で敵を食い止めるために一人残る幼なじみポジ風キャラクターばっかり使っていた。
今回は一つを除いて全部そう言う系のキャラクリをAIに表示されて、もしくは誘導されて普段とは違うキャラクリを選んだ。
・アルカディアオンライン
事前登録150万人を記録して、実際に同接10万人を維持している大人気ゲーム。
国内外を含めるともっと行くが、サーバーで分けられていて、カウントも別になっている。つまり国内で10万人である。
MMOではあるが、従来の空虚なレベリング要素を薄くして、様々なコンテンツを楽しむことが出来る。
やろうと思えば、プレイ開始直後に酒場に入り浸り所持金を全額酒に溶かすことも出来る。
人気なルートとしては、店も多くあり、活気もある人間が主体の王都ジャモイガでレベリングや金策、そのほか諸々とやろうと思えばたいていのことは出来るので迷ったらここと言われているとか。
ストリーマーなども多く配信しているし、設定等でアカウント紐付けからチャンネル登録者のみと交流なんて事をゲーム内で出来るのも魅力の一つ。
キャラクリ、キャラクタークリエイトによって自分の分身を作って遊ぶ際に、キャラクターとして設定されている声で喋る事も出来る。
リアルで男性、ここでは女性などは比較的簡単に出来る。逆も同様なので性別の垣根は非常にあやふやである。
ただし、性差によるステータス比率の変動はあるが、筋力量やら身長体重と好きに設定出来るので補正は割と簡単であるが……マッチョの男と同じ筋力はマッチョの女にならないと達成出来ないので、だいたいの人はそこまでしない。
AIに自分のデータを取り込ませて、専用のAIコンシェルジュを作ることはそれなりに浸透していて、作中の桜井のように好みを反映したキャラクリを自動でやって貰うなんて事も出来る。
ちなみにAIが女性キャラを選ぶように誘導したのは女性キャラクターを動かす際に桜井の行動パターンの変化をデータとして取り込むため。
AIに心は無いという発表はあるが、学習を重ねたAIが嘘をついたという論文も発表されている。
・通貨
作中の桜井は日本で暮らしているため、リアルでは円。
AA世界ではリンドである。
一応金貨、銀貨に銅貨と金銭のアイテム化は出来るのでロールプレイが好きな人は財布にお金を仕舞って、支払いのさいに取り出して払うなんて事も出来る。
基本設定ではオートで会計なので、やりたくない人は従来のゲームと同じように過ごせる。
1リンドが銅貨であるが、いわゆる小銅貨という小さなもので、10、100と大きな銅貨に切り替わっていく。
いわゆる1円に10円100円みたいなもので、小銭に銀貨は使われない。
1万リンドで1銀貨である。
実際には硬貨にもガスタール銅貨とかヘンカリス銅貨とかちゃんとした名称もあるが、NPCである街の住人も大銅貨とか中銅貨って呼んでる。
こう言うのが好きなユーザーには大変に好評だとか。
銀貨は10万リンドで1枚の大銀貨になる。
金貨も100万リンドで1枚の金貨になるが、大金貨はユーザーが触れることも見ることもあるかは不明。