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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
三年生後期(前半)

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957/966

957日目:汝、炎に魅入られることなかれ

 八七代魔帝暦(まていれき)二四年・馬人ばじんの月第十二日・属性(水)・天気:晴れ


 午前中、第三屋外運動場だいさんおくがいうんどうじょう属性魔術ぞくせいまじゅつ実技実習じつぎじっしゅう

 

 自身じしんとヌリア、ティコの魔導杖まどうじょうほどこされた懲罰封印ちょうばつふういん一時的いちじてき解除かいじょされ、いつもの魔力制御訓練まりょくせいぎょくんれんいどんでいるんですが――。

 魔導杖へ魔力を流すと、がる高揚感こうようかん脳裏のうりかぶ毎晩まいばんの夢。炎を感情かんじょうのままにはなちたくなる強い欲求よっきゅう

 

 しかし、私は心をけ、それらを必死ひっしおさみます。大丈夫、冷静れいせいに、冷静に……。

 そうして、魔力制御訓練を続けていると、魔導杖の中央に火花ひばなとともにかびがる『なんじ、炎に魅入みいられることなかれ』といういましめの一文。

 同時に消えるみょうな高揚感と炎属性魔術への衝動しょうどう

 

 まったく、本当に心配性ですね……。私、六二代目のティコを信じてください!


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