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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
三年生後期(前半)

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918/966

918日目:もう、わざとやってますね?

 八七代魔帝暦(まていれき)二四年・星蠍ほしさそりの月第四日・属性(全)・天気:晴れ


「おはよう、ティコ。マジケット大会の選手せんしゅえらびだけど、どうするかもう決めた?」


 朝、学生寮がくせいりょうの食堂で朝食を食べていると、そう言ってアーシェがとなりせきこしを下ろします。


 その瞬間しゅんかん、アーシェからふわりとかすかにただよう、普段の彼女とは違う青林檎あおりんごのような甘いかおり。これは……どうやら、昨日(おく)った香水こうすい早速さっそく使ってくれてたみたいです。

 それに気づいて視線を向けると、アーシェはなにも言わずに微笑ほほえみ、私にそっとりかかってきます。もう、わざとやってますね?


 しかし、来月下旬に開催かいさい予定よてい魔術学校祭まじゅつがっこうさいでおこなわれる各属性学科対抗かくぞくせいがっかたいこう・学年別マジケット大会の選手決めですか……。

 はぁ~、今から放課後の話し合いがわり憂鬱ゆううつです。

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