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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
三年生後期(前半)

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912/969

912日目:これはまた、復習会ですね……。

 八七代魔帝暦(まていれき)二四年・天秤てんびんの月第二十八日・属性(炎)・天気:晴れ


「ここで生み出される回転運動かいてんうんどう動力どうりょくとして利用することで――」


 午前中は仮説熱力学かせつねつりきがくの授業なんですが、教室には先程さきほどから例の炎属性魔術ほのおぞくせいまじゅつもちいた魔力機関まりょくきかん試作二号機しさくにごうきに関する説明をおこなうピスト先生の声だけが、淡々とひびいています。

 うん……カルド君とハール君、普通に目が死んでますけど、大丈夫ですか? ルベルさんも眉間みけんしわりすぎて、なんだか凄い形相ぎょうそうになってますよ?

 

出力しゅつりょく維持いじし、今の仕組しくみを小型化こがたかすれば、馬なしで馬車を動かすことも――」


 しかし、そんな彼らの様子を気にすることなく、無慈悲むじひに授業を進めるピスト先生。

 はぁ~、これはまた後日、復習会ふくしゅうかいですね。今期こんきの仮説熱力学も色々とむずかしすぎます!

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