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877日目:一瞬でした! でも、なんですか、この状況?
八七代魔帝暦二四年・聖女の月第二十四日・属性(炎)・天気:晴れ
お爺さんの主張を覆せるだけの成果が手に入ったため、探索を一旦終え、前線拠点へ戻ることになったんですが……。
驚きましたね……。ヌリアの指示で倉庫らしき場所の端に隠されていた魔術陣に乗ると、一瞬で最初に螺旋階段を下りた、あの四隅に竜の石柱がある部屋に到着しました!
ヌリア曰く、世界大戦期の軍事施設、その最奥によくある仕掛けだそうです。でも、なんで帰り限定なんでしょう? 行きにも同じモノが欲しいです! 切実に!
さておき、そんな愚痴を全員で言い合いつつ、笑顔で遺跡の外へ出ると……。
そこには、今まさに遺跡へ突入しようとするエクレール騎士団の姿が! うん……これはいったいどういう状況ですか?




