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844日目:ネイトと再びお茶会をした結果……。
八七代魔帝暦二四年・獅子の月第二十二日・属性(土)・天気:晴れ
「当代様、調査を引き受けましょう! あの遺跡は探索する価値があります!」
昨日のうちに約束を取り付け、午後からヌリアを交えてネイトと再びお茶会をしたんですが……。
数時間後、話し合いを終えて自室に戻ると、ヌリアがどこか興奮した様子でそう言って詰め寄ってきます。
待って、少し落ち着きましょう? お茶会でネイトから遺跡の説明を聞いた時はあまり興味がなさそうだったのに、急にどうしたんですか?
しかし、そんなつい先程までの態度との落差に困惑する私をよそに、ヌリアは「この依頼は絶対に受けてください!」と真剣な眼差しで念を押してきます。
はぁ~、これはもう色々と覚悟を決めるしかなさそうですね……。




