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842日目:全く想定外の頼み事……。
八七代魔帝暦二四年・獅子の月第二十日・属性(炎)・天気:晴れ
午後、予定通りネイトの部屋でお茶会をしているんですが……。
お互いの近況報告をある程度したあと、ネイトの口から告げられた「相談したい重要な案件」というのは、こちらの全く想定していない内容でした!
なんでも、ネイトとレイ王子の母国エクレールで去年発見されたとある遺跡、その調査に世界大戦期など前時代の知識を多く持つヌリアの力を貸してほしいんだそうです。
ちなみに、様々な紆余曲折を経て、調査は王家主導となり、現在その指揮は第三王子であるレイ王子に任されるとか……。
なるほど、去年末から二人が色々と忙しそうにしていたわけです。
しかし、どうしましょう? これ、絶対に面倒事以上の厄介事ですよね?




