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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
三年生前期

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831/966

831日目:もしかして、心配してくれてるんでしょうか?

 八七代魔帝暦(まていれき)二四年・獅子ししの月第九日・属性(水)・天気:晴れ


 早朝、例の頭痛ずつうこらえつつ、草根妖精マンドラゴラのドラちゃんたちに日課にっか水遣みずやりをしていると、ドラちゃんがかみのようにほそ自身じしんの葉を私の左手にくるくるとけてきます。

 次の瞬間しゅんかん、手にくわわるかすかなおもみとなめらかな感触かんしょく。見れば、そこにはに色づいたドラちゃんのがありました……な、なんで?


 状況じょうきょうめず、実に視線しせんとしたまま無言むごんかたまっていると、ドラちゃんに続いてマーちゃんとゴラちゃんまでもが、私の手をその葉でやさしくはじめます……。

 これは、もしかして私のことを心配してくれてるんでしょうか? 大切な実をみずからくれたのもそういう……。


 ありがとう、ドラちゃんたち。私、頑張って課題を終わらせますね!

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