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8日目:妙な生徒に絡まれました!
八七代魔帝暦二二年・金牛の月第八日・属性(全)・天気:晴れ
紹介されたバイトは全て断ることにしました!
炎属性魔術関係の仕事ばかり斡旋されましたが、私たちは他属性の術を使えないわけではありません。
確かに、適性外の魔術は効力や効率が著しく落ちます。それでも軽い仕事ならきっと問題ないはずです……多分?
というわけで放課後、再び魔術師職業安定所へリトラと行く予定だったんですが……途中で妙な生徒たちに絡まれました。
集団の中心は緩い波のかかった金髪に金色の瞳が輝く威圧的な男子生徒。確か入学式で新入生代表の挨拶をしたどこかの第三王子でしたっけ?
そんな彼を筆頭に色々と言われましたが、急用があるからと全力で逃げました。だって、アレは絶対に厄介事です……。