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798日目:仮面お茶会は大賑わいです……ただ――
八七代魔帝暦二四年・巨蟹の月第六日・属性(光)・天気:雨
夕食後、仮面お茶会の会場にやって来たんですが……凄いですね。
あの貼り紙に加え、夜の地下通学路という妙な開催時刻と怪しい場所にもかかわらず、学年や属性学科に関係なく多くの生徒が詰めかけ、想像以上の賑わいを見せています。
ただ、ルベルさんは「なんか思ってたのと違うしぃ~!」と非常に不満げです。
まぁ、気持ちは分かります……。
人が多くてお茶とか全く飲めませんし、出会いのほうもアーシェが排他的な雰囲気を隠そうともしないうえ、どこで情報を入手したのかカルド君とハール君がいつの間にか合流したせいで、私たちの一団は周囲のそうした対象から完全に外れてますからね……。
はぁ~、早く部屋に帰りたいです。




