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775日目:お願いだからそんなに睨まないでください!
八七代魔帝暦二四年・双児の月第十四日・属性(水)・天気:雨
朝、ベッドから起き上がると、椅子に座り不満げな表情でこちらを見つめる魔術師のミスラさんと目が合います。
むぅ……お願いだからそんなに睨まないでください。大体、何度お願いしても大人しく椅子に座ってくれない、ミスラさんも悪いんですよ?
私だって使い魔契約術の術式で行動を強制するとか、本当はしたくなかったんですからね!
さておき、そんなこんなで完成した『銀色の水』を午前中にあった甲種錬金術の授業後、先生に提出したんですが、なぜか凄く驚かれました……うん、意味が分かりません!
まぁ、でも、これでようやく甲種錬金術の追加課題から解放されますね! あとは『銀色の水』の正体が分かるのを待つだけです!




