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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
二年生春休み

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717/968

717日目:見送りと耳飾り

 八七代魔帝暦(まていれき)二四年・銀羊ぎんようの月第十七日・属性(風)・天気:晴れ


耳飾みみかざり、もうけてくれないんだ……」


 午後、帰省きせいするカルド君を魔導機関車まどうきかんしゃの駅まで見送みおくりに来たんですが……。

 乗降場じょうこうじょう長椅子ながいすすわり、一緒に魔導機関車の到着とうちゃくを待っていると、そう言ってカルド君がどこかさびしげな様子で、こちらを見つめてきます……。


 これは、どう答えるのが正解なんでしょう?

 たしかに、アーシェと偽装交際ぎそうこうさいを始めてから、カルド君が誕生日にくれた耳飾りなどは身に着けないようにしてはいますけど……。


 返答に悩んでいると、駅構内えきこうないに魔導機関車の到着をげるかねおとひびわたります。

 数分後、答えを待たずに魔導機関車へむカルド君。その背中を、私はただ無言で見送ることしかできませんでした……。



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