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710日目：これは……夢ですよね？
八七代魔帝暦二四年・銀羊の月第十日・属性(風)・天気：曇り
うん……目が覚めたと思ったんですけど、ここはまだ夢のなかみたいですね。
だって、安楽椅子のミスラに座った魔術師のミスラさんが、窓辺で朝日を浴びるドラちゃんたちを興味深げに眺めてるとか、夢じゃないとあり得ませんし……。
まぁ、落ち着きましょう。こういう時は、夢を夢と自覚し、一度目を閉じてから、ゆっくり開けば……って、消えませんね、魔術師のミスラさん。
そればかりか、私の動きに気がついて、嬉しそうに微笑みながら手を振ってきます……。
その後、他の方法も色々と試してみますが、結果は変わらず……。どうやら、目の前の状況は現実のようです。
これは、いったいなにがどうなってるんですか、ロキア先輩！
