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71日目:一難去ってまた一難。
八十七代魔帝暦二二年・巨蟹の月第十日・属性(全)・天気:曇り
昼休み。ネイト嬢のお茶会を断り、ヌリアと二人で足早に薬草園へ。午後の授業は薬草学なので早めに移動しないと遅刻しますからね! うん!
けれど、今度は薬草園へ続く渡り廊下の途中で、金髪王子と出くわし呼び止められます。一難去ってまた一難です。というか、なんでここに? もしや待ち伏せですか?
訝しみつつ用件を尋ねると、ネイトと頻繁に会っているようだが大丈夫か? と心配した様子で見つめられます。なるほど彼女の気苦労が絶えないわけです。
さておき、授業に遅れるからとその場を逃げ出し、薬草園へ到着すると先生が頭を抱え天を仰いでいました……。
なんと草根妖精がさらに増えてます! どうなってるんです、これ?




