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672日目:アーシェへのお礼
八七代魔帝暦二四年・双魚の月第一日・属性(光)・天気:晴れ
「凄く美味しい♪ ティコは料理上手だね、最高!」
午後、アーシェを自室に招待し、簡単な手料理を振る舞っています。
本当なら今日は後期末試験の打ち上げと日頃のお礼も兼ねて、アーシェには街の有名料理店で美味しい肉料理をご馳走するつもりだったんですけどね……。
アーシェに「それならティコの手料理が食べたい!」なんてお願いされたら、断るわけにはいきませんでした。
全く、私の手料理なんかを食べたがるとか、アーシェも変わってますね。卵焼きと野菜スープ、鳥肉の香草蒸しぐらい、学生寮の食堂でいつでも食べられるのに……。
しかし、こんなに喜んでくれるなら、暇な時にはまた作ってあげてもいいかもしれませんね。




