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670日目:多分、きっと心配ないはず……。
八七代魔帝暦二四年・水瓶の月第三十日・属性(水)・天気:晴れ
午前中に使い魔使役術の筆記試験を受けたあと、午後からは前期末試験と同じく、炎属性学科一年生たちがおこなう、属性魔術の実技試験にアーシェと立ち会ってきました。
そうして、その結果ですが、二八名の課題未達成者のうち、二五名は無事に試験課題を達成できたものの、マジケット組の男子一名と女子二名が残念なことに……。
試験が終了する間際まで、彼らも精一杯頑張ったんですけどね……。何度挑戦しても、三百本の蝋燭が同時に火を灯すことはありませんでした。
ただ、恐らくこのまま留年することはないと思います。
シイア先生なら、前期末試験の時のように、救済措置として特別補習を開いてくれるはずですし……多分?




