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471日目:やっぱり厄介事じゃないですか!
八十七代魔帝暦二三年・獅子の月第十五日・属性(炎)・天気:晴れ
放課後、シイア先生に呼び出され、嫌な予感がしつつも職員室へ行くと、案の定とても厄介なお願いをされました!
夏休み期間中、前期末試験で属性魔術の実技試験に落第した炎属性学科一年生の救済処置として、特別補習をおこなうらしいんですが、私にその指導を任せたいそうです。
はぁ~、前に夏休みの予定を確認された時から怪しいとは思ってたんですよね……。よし、全力で断りましょう!
だって、対象者は例の彼だけですし、私にも補習や資格の勉強など予定があります!
しかし、そう決意した瞬間、評価を秀にしたのに……、と呟くシイア先生。
やっぱりアレにはそんな裏が! うぅ……なんだか断るのが凄く難しくなりました!




