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460日目:一年生たちの属性魔術・実技試験!
八十七代魔帝暦二三年・獅子の月第四日・属性(水)・天気:晴れ
今日は午前中に使い魔使役術と古代魔術論の筆記試験を受けたあと、午後からは炎属性学科一年生たちがおこなう、属性魔術の実技試験に立ち会うことになりました。
ちなみに、ほとんどの一年生は事前の授業で試験課題を達成しているため、試験に挑むのは未来の騎士団長様と彼の取り巻きたちしかいません。
そうして、その結果ですが、団長様だけが『魔導書と魔導杖の補助ありで、一二八本の蝋燭へ同時に火を灯す』という課題を達成することができませんでした……。
しかし、このあと彼の処遇はどうなるんでしょう?
必修科目の落第なので、救済措置がなければ留年は確実ですけど……。色々と面倒な後輩ですが、ちょっと心配です。




