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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
二年生前期

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421/970

421日目:土属性学科のルツナ

 八十七代魔帝暦(まていれき)二三年・双児そうじの月第二十六日・属性(全)・天気:曇り


 中級薬草学の教室で授業の開始を待っていると、となりせき意外いがいな生徒がやって来ました。

 肩口かたぐちで切りそろえたゆる波打なみう焦茶色こげちゃいろの髪と琥珀色こはくいろひとみを持つ女子生徒、そう土属性学科つちぞくせいがっか二年のルツナです。

 

 そうして、着席した彼女は当然といった様子で机に筆記用具をならべ始めるんですが……いや、待ちなさい! 貴女あなた、この授業は履修りしゅうしてませんよね?

 思わず指摘してきすると、ルツナは「土属性学科の生徒が多いから、一人ぐらい増えてもバレないよ」なんて言いながらみをかべます。


 なるほど、どうやら彼女は未登録みとうろくの授業にもぐむ、いわゆる『モグリ』の常習者じょうしゅうしゃみたいです。

 しかし、本当に大丈夫なんでしょうか? 隣の席だし色々と心配です!


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