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409日目:ドラちゃんたちの心配事。
八十七代魔帝暦二三年・双児の月第十四日・属性(風)・天気:晴れ
早朝、カサカサとなにかが擦れ合う妙な音のせいで目が覚めました。
ふぁ~、なんの音ですか? まさか、また変な合成獣とかが部屋に入り込んだわけじゃありませんよね?
昨年末の騒動を思い出しつつ、ベッドから起き上がり、欠伸をしながら寝ぼけ眼で周囲を見渡すと、窓辺で草根妖精のドラちゃんたちが葉っぱを揺らしていました。
しばらく様子を覗っていると、どうやら自分たちが置かれた窓台の真下にいる蔓穂蘭と月夜草に気がつき、それを心配しているみたいです。
ふふっ、その子たちは植え替えたばかりだから、しばらくはあまり陽の当たらない、そこでいいんですよ。
さて、音の謎も解けましたし、今日も一日頑張りましょう!




