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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
二年生前期

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394/974

394日目:一つ貸しですよ?

 八十七代魔帝暦(まていれき)二三年・金牛きんぎゅうの月第二十九日・属性(炎)・天気:晴れ


 今週もこの時間が始まりました。そう、仮説熱力学かせつねつりきがくの授業です。


 隣の席へ視線を向ければ、早々(はやばや)と机にしたアーシェが死んだ魚のような目でかえしてきます……。

 そうして、軽くこちらへ手をると静かに両目をつぶり、そのまま夢の世界へ旅立ってしまいました。


 はぁ~、最初の意気込いきごみはどこに消えたんでしょう? 貴女は『ティコ』の進む道が知りたいんじゃなかったんですか?

 そんなことを思い出しながら、スヤスヤと寝息ねいきを立てるアーシェのほほを指先で軽くつついてみますが、かすかに顔をしかめるだけでまったく起きようとしません……。


 しかたないですね。今日の授業内容はあとで教えてあげましょう。一つしですよ、アーシェ?

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