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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
一年生後期(後半)

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348/970

348日目:魔術師名断絶

 八十七代魔帝暦(まていれき)二三年・銀羊ぎんようの月第十四日・属性(水)・天気:晴れ


「ミスラは断絶だんぜつした魔術師名まじゅつしめいかもしれないね……」


 昼下ひるさがりの午後、夢の経過報告けいかほうこくねて、ここ数日で調べたことをユリン先生に相談したところ、そんな思わぬ台詞せりふかえってきました。

 本来、魔術師名は継承者けいしょうしゃの死後、先代よりかさねてきた知識や技術とともに、その名が相応ふさわしい次代じだいがれるのが基本です。


 ただ、先生(いわ)く、大昔の世界大戦期には死亡した魔術師の知識や技術が、敵国の人間へ継承けいしょうされることをおそれ、魔術師名を消滅しょうめつさせることがあったんだとか……。

 それが『魔術師名断絶まじゅつしめいだんぜつ』今では魔帝まていによって封印された史上最悪の禁術きんじゅつだそうです。


 これは、もしかすると私の使つかはとんでもない存在なのかもしれません。

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