表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
一年生後期(前半)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

209/970

209日目:今の彼女となら……。

 八十七代魔帝暦(まていれき)二二年・星蠍ほしさそりの月第二十六日・属性(闇)・天気:晴れ


 今日は学校を休みました。


 登校するふりをして、ひそかに校内を抜け出し、向かった先は街を見下ろす丘の上。

 冷たい風にかれつつ街の風景をながめていると、背後から足音が近づいてきます。振り返ると、そこには例の転校生の姿がありました……。


 実は、昨日受け取った手紙に、この時間ここへ来てほしいって書かれていたんです。

 転校生は私から少し離れた場所に立つと、眼下がんかの街並みへ視線を向け――、


貴女あなたは貴女なりにティコと、炎としっかり向き合っていたんだね……」

 

 まるでひとごとのように、淡々(たんたん)とした様子で静かに話し始めます。

 うん……今の彼女、アーシェとならお互いの気持ちを素直に伝え合うことができそうですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ