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206日目:謎の多い模型の組み立て……。
八十七代魔帝暦二二年・星蠍の月第二十三日・属性(風)・天気:曇り
仮説熱力学の教室に最新型の暖房用魔導具が設置されました!
凄く日当たりの悪い部屋だったので、これからの季節は寒さが心配でしたけど、もう安心です!
かじかんだ手で、細かな作業の多い模型を組み立てるとか、想像するだけで大変ですからね。ちなみに、進捗状況ですが……半分も完成してません!
はぁ~、ピスト先生の指示通り、外装は無視して、各模型の内部に搭載する動力、極小の魔力機関を真っ先に作ってるんですけど、まだまだ先は長そうです。
あれ? この管、ここへ繋げると、余剰魔力の逃げ道が消えませんか? でも、説明書には確か……。
しかし、この模型作りにはどんな意味があるんでしょうね……未だに謎です。




