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202日目:信頼度が少し下がりました……。
八十七代魔帝暦二二年・星蠍の月第十九日・属性(闇)・天気:曇り
マジケットの練習後、学生寮へ帰る準備をしていたら、ロイン先生から転校生の様子を見てくるように頼まれました……。
う~ん……二日続けて全授業を無断欠席した彼女が心配なのは分かりますけど、どうして私なんでしょう? 親しい生徒が他にいますよね?
そんな疑問を表情から察したのか、お前ら仲いいだろ? って首を傾げるロイン先生。えぇ……この瞬間、先生への信頼度が少し下がりました。まぁ、転校生のことは私も気になるので引き受けますけど……。
そうして寮へ戻り、寮監に教えてもらった転校生の部屋までやって来たわけですが……呼び鈴を鳴らしても全く反応がありません。
これって、実はかなり不味い状況なのでは?




