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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
一年生後期(前半)

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200/970

200日目:拒絶

 八十七代魔帝暦(まていれき)二二年・星蠍ほしさそりの月第十七日・属性(土)・天気:曇り

 

 放課後、ピスト先生のはからいで、例の転校生と生徒指導室せいとしどうしつで話し合うことになったんですが……ダメですね。

 まるで聞く耳を持ってくれません。逆に、本当、貴女あなたはティコに相応ふさわしくない! とこちらを嘲笑あざわらうほどです。


 だから、私はそんな転校生の目の前に、無言でティコの魔導杖まどうじょうを差し出しました。すると、それをどう受け取ったのか、彼女は嬉々(きき)とした表情を浮かべ杖に手をばします。

 しかし、次の瞬間その手は火花ひばなとともにはじかれ、漆黒しっこくの魔導杖は転校生を拒絶きょぜつするように『なんじ、炎に魅入みいられることなかれ』の一文いちぶん赤々(あかあか)と燃え上がらせました。


 それを目にした途端とたん、彼女は部屋を飛び出します……これで、よかったんでしょうか?

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