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199日目:ピスト先生にも相談してみました……。
八十七代魔帝暦二二年・星蠍の月第十六日・属性(風)・天気:曇り
今日は仮説熱力学の授業があったので、ピスト先生にも転校生のことを相談してみました。未だに接触できない彼女を先生なら捕まえてくれるかもしれませんしね。
私の話を聞き終わると、いいなぁ~青春だぁ~、って微笑みを浮かべるピスト先生。
そうして、炎属性学科の生徒はこんな場合、伝統的に模擬戦で白黒つけるんだけどねぇ~、と私とティコの魔導杖へ意味ありげな視線を向けてきます。
う~ん……授業ならまだしも個人的な模擬戦は遠慮したいところです。
それに、ここでティコの炎を使ってしまったら、私はずるずるとその力に頼ってしまう気がします……。
やっぱり、どうにかして転校生と話し合うしかありませんね……。




