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153日目:お腹が痛いです……。
八十七代魔帝暦二二年・聖女の月第三十一日・属性(闇)・天気:晴れ
昼下がりの午後、私とカルド君は学生寮の談話室で、レイ王子とネイトからお茶を振る舞われています。
実は昨日、カルド君に街を案内していたら、二人と偶然遭遇したんですよね。その結果、お茶に誘われたんですけど……なんでこんなことに?
私は断るつもりだったんです。なのに、カルド君と王子が勝手に話を進めてしまい、最後は諦めるしかありませんでした……。
しかし、カルド君……隣に座るのはかまいませんが、妙に近くないですか? あと、キミが親しげに私を、姉さん、って呼ぶたびに向かいの王子から睨まれ、その大事なお姉ちゃんはお腹が痛いんですけど?
うぅ……こんな時間、早く終わってください! お願いします!




