152/967
152日目:随分と生意気になった気がします……。
八十七代魔帝暦二二年・聖女の月第三十日・属性(水)・天気:曇り
幼馴染みのカルド君が突然訪ねてきたのは、忙しくて実家や彼に手紙の返事を出し忘れていたのが原因でした。
それで、私の両親が心配して様子を見てくるように頼んだみたいです。
姉さんは割と抜けてるよね……、って呆れられましたけど、別にそんなことはありません! カルド君、しばらく見ないうちに随分と生意気になった気がします……。
おまけに注意すると、こんなことで怒るなんて背も器も小さくなったな~、とか言ってからかうんですよ? もう! ついこの前まで同じ背丈だったくせに!
そんな昨日の出来事を思い出しつつ朝食後、カルド君の泊まっている宿へ向かいます。今日はヌリアと二人で彼に街を案内する予定なんです♪




