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145日目:エクレールで過ごす最後の夜
八十七代魔帝暦二二年・聖女の月第二十三日・属性(水)・天気:晴れ
エクレールで過ごす最後の夜、ネイトのご両親が私たちとの別れを惜しみ、お屋敷で晩餐会を開いてくれました。
といっても、招待客はレイ王子などごく少数の身内や友人だけという小規模な集まりです。おかげで、私とリトラも緊張せずに会を楽しめました♪
晩餐会後、客室へ戻りベッドで横になりつつ、滞在期間中のことを振り返ります。思い出してみると、意外に面白い日々でしたね。
ただ、エクレール独自の土属性魔術と水属性魔術を時間の関係上、直接学べなかったのが凄く残念です。
一応、術式はヌリアが図書館などへ行って記録してくれてますけど……。
はぁ~、次に来る機会があったら今度はゆっくり各地を巡りたいです。




