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136日目：エクレールの王都観光

　八十七代魔帝暦(まていれき)二二年・聖女《せいじょ》の月第十四日・属性(風)・天気：晴れ

　王様への謁見《えっけん》は週末の光属性日に決まりました。

　昨夜、様子を見に来た金髪王子曰(いわ)く、それまではネイト嬢《じょう》のお屋敷《やしき》に滞在し、観光などを楽しみつつ、ここの気候に身体《からだ》を慣《なら》らして体調を整えてほしいとか……。

　というわけで、朝食後はネイト嬢の案内で王都の名所巡りをすることになりました。

　ふふっ、前日はお屋敷に直行《ちょっこう》したのであまり見れませんでしたけど、日干《ひぼ》しレンガや石材の建物が色鮮《いろあざ》やかな青いタイルで彩《いろど》られた街並みは、異国情緒《いこくじょうちょ》にあふれていて歩くだけでも面白いですね。別の国に来たことを改めて実感します。

　ヌリアも、相変わらず燃えにくそうな場所です……、とか物騒なことは考えずに、今は観光を楽しみましょう！