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131日目:ぐったりしてます……。
八十七代魔帝暦二二年・聖女の月第九日・属性(水)・天気:晴れ
うぅ……朝食のために寮の食堂へやって来たものの、昨日飲んだ魔力回復薬の反動か体が物凄くだるいです。
そうして、テーブルにぐったりと突っ伏し、ヌリアが運んでくれた朝食をぼーっと横目で眺めていたら、いつの間にかその向こうにネイト嬢が立っていました。
しばらく無言で見つめていると、恐る恐るといった様子で顔を覗き込まれます。
目の前で右手を上下に動かし、生きてらっしゃる? なんて冗談とも本気ともつかないことを尋ねてくるネイト嬢。
小さく頷き返すと、謁見の件なんとかなりそうですわよ、って耳元で囁かれます。
ダメ元でも提案してみるものですね。残る問題は人手不足なバイトをこの時期に休めるかです……。




