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128日目:様々な知らせ……。
八十七代魔帝暦二二年・聖女の月第六日・属性(炎)・天気:雨
早朝、雨音で目が覚めます。途中で起きる予定が、昨日は完全に眠ってしまったみたいです……。さて、まずはお風呂に入りましょう。
そうして入浴中、届いていた小包と手紙の存在を思い出します。
朝食後に確認すると、小包は実家の両親が帰省しない私のために、好物だからとわざわざ送ってくれた自家製のジャムでした♪
手紙は地元の幼馴染みから。一つ年下の弟みたいな存在ですが、内容から元気な姿が目に浮かびます。
ただ、いい知らせのあとには、悪い知らせが続くようで……。
午後、部屋を訪ねてきたネイト嬢から、舞踏会がどうしても断れない、と伝えられます。
やはり王子はダメでしたね……これは最悪の状況かもしれません。




