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126日目:もっと早く気づいてほしかった……!
八十七代魔帝暦二二年・聖女の月第四日・属性(光)・天気:曇り
ネイト嬢から出席を懇願された舞踏会ですが、主催者は彼女の母国エクレールの王様でした。つまり、金髪王子の父親です!
どうやら、社交界で広まっているお茶会の噂を耳にしたようで、息子とその許嫁がそれほど関心を寄せる相手ならば、ぜひ一度会ってみたいと……なんで?
はぁ~、これも全て王子のせいです。しかし、文句を言おうにも、この件を断るため帰国してるらしいんですよね。
私たちは舞踏会とか嫌いだろうからって……王子、それはお茶会の時点で気づいてほしかったです!
けど、望みは薄い気がしますね。ネイト嬢もそれが分かっているから、現状を打ち明けたんでしょうし……。
あぁ、地下書庫に籠城したいです……。




