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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
四年生夏休み

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1239/1241

1239日目:盗掘犯の正体?

 八七代魔帝暦(まていれき)二五年・聖女せいじょの月第二十一日・属性(光)・天気:晴れ

 

りゅう尻尾しっぽ』が、予想よそうどおぬすまれました!

 というわけで朝食後、グラス先生が事前じぜんほどこしておいた追跡用ついせきよう魔術まじゅつ痕跡こんせき辿たどり、その行方ゆくえって、道なき山道やまみちくだること小一時間。

 

 到着とうちゃくしたのは中腹ちゅうふくふもとあいだに広がる森のおく、その地面じめんに大きな口を開けた洞窟どうくつでした。

 そうして、その洞口どうこうかげから慎重しんちょう内部ないぶのぞむと……凄い! 洞窟のなかをくすかのように『竜ノ尻尾』があります! つまり、ここが盗掘犯とうくつはん根城ねじろ

 

 そんなことを考えつつ、いきひそめていると、洞窟から出てくるかげが一つ。

 三角さんかくの耳とふさふさの尻尾しっぽ、顔を前足まえあし器用きようぬぐうその姿は……こ、鉱山魔犬コボルド! 鉱山魔犬です!


 え? ということは、もしかして盗掘犯は鉱山魔犬?

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