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1239日目:盗掘犯の正体?
八七代魔帝暦二五年・聖女の月第二十一日・属性(光)・天気:晴れ
『竜ノ尻尾』が、予想通り盗まれました!
というわけで朝食後、グラス先生が事前に施しておいた追跡用魔術の痕跡を辿り、その行方を追って、道なき山道を下ること小一時間。
到着したのは中腹と麓の間に広がる森の奥、その地面に大きな口を開けた洞窟でした。
そうして、その洞口の陰から慎重に内部を覗き込むと……凄い! 洞窟のなかを埋め尽くすかのように『竜ノ尻尾』があります! つまり、ここが盗掘犯の根城!
そんなことを考えつつ、息を潜めていると、洞窟から出てくる影が一つ。
三角の耳とふさふさの尻尾、顔を前足で器用に拭うその姿は……こ、鉱山魔犬! 鉱山魔犬です!
え? ということは、もしかして盗掘犯は鉱山魔犬?




