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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
四年生夏休み

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1219/1242

1219日目:ロキア先輩

 八七代魔帝暦(まていれき)二五年・聖女せいじょの月第一日・属性(全)・天気:晴れ


 今日は朝からユリン先生の個人研究棟こじんけんきゅうとう一室いっしつで、三日ぶりに『霊的物質れいてきぶっしつ可視化かしか』の実験をおこないました。

 ただ、意気込いきごみとは裏腹うらはらに、相変あいかわらず成果せいか微妙びみょうです……。


 そうして、夕方。どんよりした気持ちで後片付あとかたづけをしていると、


「そういえば、銀髪ぎんぱつちゃん? グラス先生に聞いたんだけど、なんか調査ちょうささそわれてるんだって?」

 

 ロキア先輩が予想外よそうがいのことをたずねてきます。どう返答へんとうするかまようこと数秒、


滅多めったにない機会きかいだし行ってきなって! アタシのことは気にすんな? ぎゃくに休めてうれしいぐらいだからさ!」

 

 すべてをさっした様子で、そう言って笑顔をかべるロキア先輩。

 この人にはかないませんね……。でも、ありがとうございます、先輩!

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