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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
四年生夏休み

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1216/1240

1216日目:ロキア先輩のため息……。

 八七代魔帝暦(まていれき)二五年・獅子ししの月第二十九日・属性(水)・天気:晴れ


「やめやめ! 銀髪ぎんぱつちゃん、今日はもうやめよう。ここ数日、なにをあせってるのか知らないけど、術式じゅつしき構築こうちくざつすぎる……。そんなんじゃ、何度やっても成功しないぜ?」


 午前中、いつものように『霊的物質れいてきぶっしつ可視化かしか』に関する実験にんでいると、ロキア先輩がそう言って、どこかあきれた様子でこちらを見つめてきます……。

 いや、でも……あと少し、あと少しでなにかがつかめる気がするんです! 本当に!


 しかし、私の言葉にロキア先輩はため息をつきながら首をよこると、机の上の実験に必要な道具をすべ片付かたづけ、止めるもなく部屋からってしまいました。

 うぅ……これでは、もう今日は実験を進められません。最悪です。


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