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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
四年生夏休み

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1207/1240

1207日目:もっと褒めるべきだと思います!

 八七代魔帝暦(まていれき)二五年・獅子ししの月第二十日・属性(風)・天気:晴れ


 午後、ユリン先生の個人研究棟こじんけんきゅうとう一室いっしつり、『霊的物質れいてきぶっしつ可視化かしか』に関する実験じっけん準備じゅんびをヌリアと二人で先に進めていると、


「うへぇ~、マジで作業してんのかよ……。いや、でも、銀髪ぎんぱつちゃんだもんな。はぁ~、分かった。夏休みはあきらめるわ」


 少しおくれてやって来たロキア先輩が、そう言って表情ひょうじょうきつらせながら、ためいきじりにこちらを見つめてきます。

 むぅ……なんですか、その微妙びみょう迷惑めいわくそうな反応はんのう! むしろ、ここは夏休みでも研究にはげむ後輩をもっとめるべきだと思います!


 さておき、ロキア先輩も来ましたし、そろそろ実験を開始しましょう! 頑張って夏休み中に、ミスラさん用の不審者対策用魔導具ふしんしゃたいさくようまどうぐを完成させるんです!

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