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1131日目:模擬戦
八七代魔帝暦二五年・双児の月第五日・属性(土)・天気:晴れ
「なぜだ! それほどの才能がありながら、なぜ!」
午前中の第三屋外運動場に響く動揺と絶望に満ちた男性の声。
属性魔術の実技実習が始まった途端、アーシェが例の先生と模擬戦を始めたんですが……これは、圧倒的ですね。
魔術戦は先制攻撃が有利というのが定説ですけど、アーシェは先生の様々な炎属性魔術を全て焦ることなく迎撃し、余裕で反撃まで加えています。
数分後、保有魔力が限界に近づいたのか、膝をつき、肩で息をする先生へ向かって、
「私より弱い貴方からなにを学べって言うんです?」
勝ち誇るでもなく、淡々と事実を指摘するように、無表情でそう告げるアーシェ。
うん……やっぱりアーシェは怒らせると怖いですね!




