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1126日目:不機嫌なアーシェと見知らぬ先生
八七代魔帝暦二五年・金牛の月第三十日・属性(闇)・天気:曇り
「アーシェ君! 探したよ! 今からでも遅くはない、仮説熱力学なんて辞めて、僕の研究授業に変更したまえ! 手続きはどうとでもなる! 国元のお父上もこの状況を知ったら、きっとお嘆きになるはずだ!」
例によって仮説熱力学の全授業がまた休みになったため、朝食後は学生寮の談話室でアーシェと一緒にカルド君たち三年生組三人の課題などを手伝っていたら、見知らぬ男性教員が強い語気で話しかけてきました。
それにアーシェは露骨なため息をつき、「少し席を外すわね。先生、向こうで話しましょうか?」と不機嫌そうに言うと、困惑する私たちを残し、先生を伴って談話室から出て行きます。
これは……なんだか嫌な予感がします!




