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灰かぶりのティコ 365日の魔術学校300文字日記  作者: 荒木シオン
三年生後期(後半)

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1068/1123

1068日目:どんなのがいいか相談したかったのに……。

 八七代魔帝暦(まていれき)二五年・銀羊ぎんようの月第三日・属性(土)・天気:雨


「ふ~ん……手作りの装飾品そうしょくひん


 昼休み、学校の大食堂だいしょくどう。昼食をとりつつ、アーシェにカルド君へわたおくものの話をすると、かえってきたのはそんなつまらなさそうなないつぶやきでした。


 そうして、そのは私がなにを言っても軽く相槌あいづちつだけで、会話らしい会話もなく、淡々(たんたん)と食事を終えると、アーシェは「少し用事ようじがあるから……」と言い残し、どこか不機嫌ふきげんそうに食堂をってしまいます。


 えっと……私、なにかおこらせるようなことをしたでしょうか?

 このあとは、ルベルさんがすすめてくれた装飾品の作り方が掲載けいさいされている雑誌ざっし一緒いっしょに読んで、どんな飾りがいいか相談したかったのに……。


 はぁ~、なんか微妙びみょう憂鬱ゆううつな気分です。


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