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あけおめ。

作者: にシシッピ川

「おばあちゃん、もう1回!」

「はいはい、まさきは朝から元気だねぇ」

朝、祖母と弟の楽しげな声が耳に入って目が覚めた。

憂鬱になりながら枕元に置いた携帯を開くと

「まだ8時じゃん。。てか、コタツで寝ちゃってた、」

LINEには友人らからの新年の挨拶のメッセージが来ていた。

「あぁー、返さなきゃ」

しばらく画面を見つめる。

結局返事を返すこともなく電源を切った。

昨日吹雪いていた雪はどのくらい積もったんだろうか。

ふとそんなことを考えていたら少し外の世界が気になった。

コタツからそっと這い出てみようとするもコタツは私を離してくれない。

(まぁ別に後でもいっか)

諦めてもうひと眠りするために寝返りを打つ。

すると障子に縁側で遊ぶ祖母と弟の影が映っているのが目に入る。 

まだ朝なのに2人の影が濃いのは庭の雪が日光を反射しているからなのであろう。

私はまた外への興味をそそられた。

「お姉ちゃんまだ起きてこないかなぁ」

弟は私を心配してくれているらしい。

「まぁまぁ待ってあげなさいな」

祖母がそう言って2人はまた手遊びを始めた。

コタツから出られるはずもなく、私はまたもや諦めた。

きゃっきゃきゃっきゃとはしゃぐ2人の影の周りを屋根から垂れた氷柱がキラキラと飾り付けている。

私には真っ白な世界に浮かぶ楽しそうな2人の影の黒さのコントラストが堪らなく美しいものに思えた。

「いい朝だ」

と私は幸福に満たされ再び目を閉じた。







読んでくださった方本当に有難う御座います。

そして拙い文章本当に申し訳ありません。

くそど素人ですので意見や感想お待ちしています。


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― 新着の感想 ―
[一言] ほのぼのとした幸せを感じます。
2023/04/25 13:10 退会済み
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