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夏のホラー参加作品


転勤が決まりあとを引き継ぐ同僚とお得意様周りをして会社に戻る途中、凄まじい土砂降りに見舞われた。


同僚と相談し少し遠回りになるが地下鉄で帰る事にする。


会社近くの地下鉄の駅から地下道が伸び、会社があるビルから20メートルの所に地下道の出入り口があるからだ。


ホームで電車を待っていた私達を途轍もない揺れが襲う。


3~40年くらい前から来る来ると言われながら来なかった東京大地震か?


ホームの電灯が全て消え、人の悲鳴があちらこちらから上がる。


揺れが収まったあとスマホで周りを照らす。


改札口に向かう階段や左右に伸びる線路のトンネルが土砂に埋まっていた。


生き埋めになった人の声が瓦礫の隙間から洩れ聞こえる。


瓦礫や土砂を取り除き救出しようとしたけど、上から次々と瓦礫や土砂が落ちてきて埒があかない、それに私達自身が土砂に埋もれる危険性があり救出を断念した。


階段に座り救助されるのを待つ。


埋もれたトンネルの隙間から流れ出る水の水嵩が増していく。


先程までレールの上くらいだったのが今はホームの直ぐ下を洗っている。


雨水にしては多いなと思っていたら同僚がポツリ呟いた。


「この路線、河の下通っているんだよな」







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― 新着の感想 ―
[良い点] おお。ではその結末はと想像させられる作品でした!
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