第三百四章 モミジ、伝染病に慌てる
モミジが、「そんな事はどうでも良いから、調査の結果どうだったの?」と調査結果を早く知りたそうにしていました。
マーガレットは、「あの基地にいるのは地球人だったわ。拷問組織は、海坊主が壊滅する前に、技術資料を海坊主から入手していたのよ。それで海坊主の資料を元に、亡霊対策の為に兵器を開発していましたが、まだ配備されていなかったようです。現在テスト段階で、流星等を練習台にして攻撃・飛行テストを実施していました。」と返答しました。
陽子が、「その基地は拷問組織の本部なのですか?」と確認しました。
マーガレットは、「いいえ、本部は別にあるようです。火星の地下にあるのは悪までも生産・研究拠点の一つです。」と返答しました。
陽子が、「では、生産拠点は他にもあるのですか?」と敵の規模を知ろうとしていました。
マーガレットは、「御免なさい、今回はそこまで調査できていません。」と返答しました。
モミジが、「それで調査も続行せずに、のこのこと帰って来たの?」と不満そうでした。
マーガレットは、「今回は火星基地の調査だったからよ。」と誤魔化そうとしていました。
モミジは、「あんたは火星担当ではなく銀河系担当の秘密調査官よ。ったく頼りないんだから。もう良いわ、私が調査します。」と出掛けようとしていました。
陽子が、「ハリアット号より、私の大型特別艦の方が探査力が優れている為に、私の艦に搭乗して下さい。一緒に行きましょう。」と二人で調査に出掛けました。
暫く探査してモミジは、「太陽系には支部ばかりで本部がないわ。地球?太陽系の外?兎に角、探査範囲を広げます。」と本部を捜そうとしていました。
陽子は、「何故それが本部ではなく、支部だとと解るのですか?」と不思議そうでした。
モミジは、「太陽系にある全ての基地は、何処からか指示を受けて動いています。」と本部でないと判断した理由を説明しました。
陽子は、「地球では、交信先の場所を特定したのに、何故今回は場所の特定ができないのですか?」と不思議そうでした。
モミジは、「陽子さんにしては、火星基地が何故地下にあったのかまで気付かなかったの?彼らが宇宙に基地を作ったのは、私達が海坊主を壊滅させた直後です。用心深くなっています。前回壊滅させた拷問組織から続いています。」と返答しました。
陽子は、「それは解ったわ。でも何故交信場所の特定ができないの?」と地下でも関係ないと不思議そうでした。
モミジは、「直接交信せずに、途中に基地や宇宙ステーションなどを経由して通信していて、その経路はその都度異なり、喋らずに文章だけを電子メールのように送信する為に、交信時間は短く解らないのよ。」と本部を特定できない理由を説明しました。
陽子は、「交信時間が短くてもタイムマシンで調べられないの?」と確認しました。
モミジは、「陽子さん、まだタイムマシンは使い慣れていないようね。タイムマシンは目視できる事しか解りません。」と返答しました。
陽子は、「仕方ないですね。現在判明している支部や宇宙ステーションを破壊して行きましょう。途中経由する基地が少なくなれば判明するでしょう。」と提案しました。
モミジは、「敵は注意深くなっています。そうなれば、本部の影武者を作る可能性があります。テレジア星とも相談しますので少し考えさせて下さい。」と慎重に対応しようとしている様子でした。
数日後、司令官から連絡があり、「今回の件をどうするか検討している事にフジコさんが気付いて、“テレジア星の技術資料が外部に漏れたのは、私の責任なので、私が本部の位置を特定します。”と責任を感じて地球に向かいました。この件に関しては、フジコさんがアヤメさんを欺いていた為に、アヤメさんに言いにくいらしく、一人で向かいました。モミジに連絡すれば問題ないですが、フジコさんはモミジも一度殺している為に、モミジにも言いにくいのではないかと思います。一人で調査して敵に気付かれると、大型探査艦は戦闘能力が殆どない上に、フジコさんも実戦の経験が殆どない為に危険です。気を付けてあげて下さい。」と連絡がありました。
モミジはフジコの大型探査艦を捜しましたが、太陽系の外にいるらしく見付からなかった為に、アヤメに今回の件を説明して、親友ネットで場所の特定を依頼しました。
アヤメは、「私に任せて!博士は私が守るから。」とフジコの事を心配していました。
モミジは、“博士が何処にいるのかを調べてほしいと頼んだのに、喧嘩っ早い女神ちゃんに頼んだのは失敗だったかしら?アネゴに頼むベキだったかしら?”と後悔している様子でした。
フジコが敵の本部を発見しましたが、敵に発見され攻撃されていると、敵が攻撃された為にフジコが確認するとヴィツール号でした。
アヤメが、「博士!一人で無茶するな!」と敵と戦いました。
しかし、敵の数が多過ぎてどうにもならなかった為にアヤメは陽子に連絡してスケバングループの艦隊を出撃させるように依頼しました。
陽子はスケバングループの艦隊を率いて応援に向かいながら、「何故敵は、こんな短期間にそんなに数が増えたの?」と不思議そうでした。
フジコは、「敵の数は増えてないわ。全て無人の艦隊よ。自動製造装置で、艦隊を多数製造しています。コントロール装置を破壊すれば敵艦隊は無力化しますが、本拠地に近付けないわ。」と返答しました。
陽子が、「隠密行動は長年秘密調査官をしていたモミジさんが得意なので、モミジさんにお願いしましょう。」とモミジに事情を説明しました。
スケバングループの艦隊が敵と交戦しているスキにモミジが敵本拠地に潜入しました。
暫くするとモミジから連絡があり、「敵の本拠地は複雑な迷路になっていて、コントロール装置や指令室が何処にあるのか解らない上にロボットも多数製造していて、只今交戦中!博士、コントロール装置の場所を特定できない?」と攻撃目標をフジコに探査依頼しました。
フジコは、「やってみます。」と探査を開始しました。
暫く交戦していると、敵ロボットが急に停止した為にモミジが驚いているとアヤメが現れて、「コントロール装置の場所を博士が特定したので、私が破壊しました。」と説明しました。
モミジは、「有難う、お陰で助かったわ。司令室の場所も特定したの?早く行かないとボスに逃げられるわよ。」と焦っていました。
アヤメは、「その事だけれども、博士が驚くべき事実を掴んだわ。」と落ち着いていました。
モミジは、「何?女神ちゃん、もったいぶらないで、早く言ってよ。」と何を掴んだのか催促しました。
アヤメは、「敵は既に全員、病死していました。生命反応は、私達以外にはなく、この基地や支部への指令はコンピューターで自動制御されていました。今、博士が、そのコンピューターをリモートで停止させ、そのコンピューターから支部の位置を特定しました。テレジア星の司令官に伝えて一個連隊が出撃して、渚とマーガレットちゃんと共に、敵の逮捕に向かいました。」と返答しました。
モミジは、「テレジア星への報告を女神ちゃんがすれば、私の面子が潰れるじゃないの!」と切れました。
フジコから連絡があり、「女神ちゃん、いつ迄そこにいるのよ!敵は全員病死したのよ!感染する病気の可能性もあるから、モミジさんと直ぐにそこを離れるように忠告したでしょう。」と早く脱出するように催促しました。
モミジが、「一寸女神ちゃん、博士からそんな事を聞いていたの?早く脱出しましょう。」と二人とも慌てて脱出しました。
アヤメは、「コントロール装置に近付く時に敵のロボットと交戦していたので、すっかり忘れていたわ。」と呟きました。
脱出後フジコが二人の健康診断をしましたが、感染していない事が判明し、二人ともホッとしていました。
その後地球へ向かうと、敵の支部は全て壊滅していました。
司令官から連絡があり、「モミジ、今回は病気に感染しそうになり、色々と大変でしたね。暫く休養しなさい。」と休養をとるように指示しました。
アヤメが、「モミジだけ?私達は?」と不満そうでした。
司令官は、「モミジは軍人なので、権限は私にあります。アヤメさんは旅行会社の社員の為に、残念ながら私にその権限はありません。その他の人も同様です。不満でしたら、自分の所属会社に連絡して許可を貰うしかないですね。」と返答しました。
アヤメは旅行会社に連絡して有給休暇を取得し、「陽子、渚、博士、マーガレット、お前達も有給休暇を取得して、暫く地球で休養してから帰ろう。」と提案しました。
フジコが、「そうね、一人で休養しても詰まらないし、この際アネゴとコスモスちゃんも呼んでみんなで休養しましょうか。」と提案しました。
渚が、「私も芹沢外科医院を休診にしますが、入院患者がいる為に、無人にできないので、看護師数名を残し、芹沢外科医院のスタッフも連れて行っても良いかしら。」と合同で慰労会をしようとひらめきました。
陽子が、「良いんじゃない。皆で楽しくやりましょう。でもこんな時に限って緊急呼び出しがあるのよね?渚。私はもう医者ではないから、それはないけれどもね。」と笑っていました。
渚が、「一寸、母ちゃん、変な事を言わないでよ。」と不満そうでした。
テレジア星から到着したサクラ達が、「皆で休養すると聞いたけれども、何をするの?」と何か考えているのか確認しました。
フジコが、「そんな事は決まってないわよ。アネゴ達も決められた事をするのではなく、好きな事をしたいでしょう?皆で決めましょう。」と返答しました。
芹沢外科医院のスタッフにはテレジア星人を地球人の友達だと紹介して、テーマパークで遊んでいると人気アイドルスターのショーがあり、皆で見に行きました。
ショーが終わるとアヤメが、「あんなブリッコのショーの何処が面白いのよ!今度は私が決めるわ。女子プロレスを見に行こう。」と残酷だと反対するフジコも無理に連れて行きました。
次回投稿予定日は、10月9日です。




