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第三百二章 成美、特撮会社を設立する

地球に戻った渚が、「マーガレット、今度は地球で何の商売をするの?」と今後の事を聞いていました。

マーガレットは、「確か母ちゃんが呪縛の時に、地球で特撮会社を設立していたと聞いたけれども、それは宇宙人の技術だと地球人は知らないのだよね?その技術資料を代々受け継いで大切に保管していた事にして、特撮会社でも始めるわ。」と設立準備の事を考えている様子でした。

成美を地球まで送って来たモミジが、「嫌な事を思い出させないでよ。」と呪縛時、ストリッパーや売春をしていた事を思い出した様子でした。

渚が、「そうね、モミジさんにとっては思い出したくない事だったのよね。私もモミジさんの呪縛時の事については極力触れないようにしていましたが、思い出したのであれば、この際に言っておくと、モミジさんが海外で中世の拷問を再現した拷問ショーを開催していたと思いますが、そのショーは、今も続いていますよ。あそこは治安が悪い為に、若い女性を拉致して観客の前で生体解剖したり、時には観客に解剖させたりしています。」と知らない様子でしたので教えました。

モミジは驚いて、「嘘でしょう?私がいなくなった為に、自然消滅したとばかり思っていました。呪縛時の事とは言え責任を感じます。この目で確認した上で司令官に説明して、私はその組織の壊滅に力を入れます。」と意思表示しました。

成美が、「それじゃ、私達と一緒に住んでくれるの?」と喜んでいました。

マーガレットが、「何?成美ちゃん、いやに嬉しそうじゃないの。私じゃ不満なの?」と不満そうでした。

成美は、「私の本性はヘビよ。マーガレットさん、ヘビが嫌いだったんじゃないですか?誰でも自分を大事に思ってくれる人が傍にいれば嬉しいわよ。」と返答しました。

マーガレットと成美は会社設立の準備を始め、モミジは中近東に実態調査にUFOで出掛けました。

渚が芹沢外科医院に戻ると、以前のように救命救急士の資格を持っている看護師を中心にして、簡単な治療を行っていました。

渚の事を知った看護師が、「無事に帰って来られてホッとしました。もう何処にも行かないで下さい。」と安心していました。

渚は、「ええ、敵は全滅し、暫くは何も起こりそうにもありませんので大丈夫ですよ。」と返答して、いつもの生活に戻りました。

マーガレットはUFOで人工生命体の社員をスタントマンとしてデモテープを作成して映画作成会社に売り込みました。

映画作成会社は、「あの会社の特撮は今でも伝説として受け継がれています。あの会社の特撮技術を受け継いでいるのあれば、一度お願いします。その結果次第で今後もお願いするかどうか判断します。」と判断して、仕事は順調に増えて、社員を総動員して対応していました。

そんなマーガレットを見て渚は、「呪縛の時にアヤメさんは、太陽系の何処かの惑星で一円玉を拾ったらしいわよ。それで色々と調べてモミジさんの呪縛が解ったらしいのよ。マーガレットさん、あなたもだけれども、社員やタレントが変な落し物をしないようにしなさいよ。」と忠告しました。

マーガレットは、「別に落し物ぐらい、何の問題もないんじゃないの?」と深く考えてない様子でした。

渚は、「何を言っているのよ。地球人は有人で月に着陸しているのよ。と言えば解るでしょう。月以外でも有人で着陸する可能性があるのよ。その宇宙飛行士が、地球以外の天体で、一円玉のように、地球にしか存在しない物を発見したらどうなると思うのよ。指紋などを徹底的に調査して、何も知らないタレントが宇宙人だと疑われて逮捕されたらどうするのよ。」と忠告しました。

マーガレットは、「宇宙人だというだけで逮捕されるの?」と不思議そうでした。

渚は、「同じ地球上でも他の国へはパスポートとビザがなければ不法入国になるでしょう?国内でも、勝手に建物に入れば不法侵入になるのよ。歩道を歩いていると、ビルの階段が歩道に出ている事があるでしょう?何の気なしにその上を歩く事もあるけれども、法律的にはね、それも不法侵入になるのよ。警察は、犯罪行為ではないと判断して何もしないだけなのよ。以前ある宗教団体が東京の中心で毒ガスのサリンを使用して大変な事件を起こした事があり、警察は関係者を至急逮捕しなければ、再び被害が出る可能性があった為に、一寸ビルの階段を踏んだだけで、不法侵入で逮捕していたわよ。所謂別件逮捕ね。一寸話が横道に逸れたけれども、このような地球で宇宙から何者かが来れば黙っている訳ないわよ。だから、変な所に変な落し物をしないように気を付ける事ね。ロケの後に掃除する事を勧めるわ。」と提案しました。

マーガレットが、「何で私が掃除しなければいけないのよ。」と不満そうでした。

渚は、「何も大会社の社長に掃除しろとは言わないわよ。社員に掃除させれば良いでしょう。」と返答しました。

成美が、「それじゃ、社員に掃除の指示をしておくわね。その後でマーガレットさんの指紋のついた一円玉を目立つ所に置いておけば、面白い事になるわね。」と笑っていました。

マーガレットは、「一寸待ってよ。ちゃんと掃除しなさいよ。これは社長命令よ。」と怒っていました。

成美が、「冗談よ。だってマーガレットさん、指紋は毎日違うでしょう。」と笑っていました。

暫く平和が続いたある日、マーガレットが、「そう言えば、こんな大会社にしてしまえば、そう簡単に会社を閉じる訳にも行かないし、後継ぎの事を考える必要があるわね。」と今後の事を考えていました。

渚が、「後継ぎを決めても、社員は全員成美ちゃんの指示にしか従わない人工生命体でしょう?それに全員同時に定年になれば、後継ぎの人は大会社から突然自分一人になり、責任を感じるのではないの?」と今後どうなるか予想していました。

成美が、「この人工生命体はテレジア星人に対抗する為に作られたのよ。寿命も人間より長いので、定年は当分の間、考えなくても大丈夫ですが、マーガレットさんや渚さんのように、地球で生きて行くのであれば、定年にして別の社員として入社した方が良いかもしれませんね。」と提案しました。

渚が、「そう言う事であれば、あなた方は二人いるのだから、マーガレットと成美ちゃんが交互に社長になれば良いじゃない。その点私は一人だから、引き継ぎについては、引き継いだ事にして何もしてないわ。」と提案しました。

マーガレットが、「これだけ大勢の人の名前を考えるのは大変よ。名前だけではなく、学歴なども考えなければいけないでしょう?履歴書作るのも一仕事ね。」と簡単にはいかないと考えていました。

ある日、マーガレットが特撮のロケから戻ってくると、「成美ちゃん、今日のロケの時にお客さんから、宇宙人やUFO以外にヘビの特撮も可能かと聞かれたけれども、私、ヘビは駄目なので話もせずに、”担当者を行かせます。”と言って話を終わらせたのよ。成美ちゃん、話を聞いて来てくれない?」と依頼しました。

渚が、「今はヘビを飼ってないし、特撮に使うヘビはどうするの?」と疑問に感じていました。

成美は、「私は矢張り、ヘビがいないと駄目なのよ。家で飼えばマーガレットさんがダウンするので、会社でヘビを飼っています。何種類かあるから、そのヘビを使うわ。」と提案しました。

マーガレットは驚いて、「嘘!会社の中にヘビがいるの?」と怖がっている様子でした。

成美は、「重役専用の個室が数室あるでしょう?その中の一室にヘビがいます。心配しなくても、その部屋から出しませんので安心して下さい。」と現状説明しました。

マーガレットは、「事前に社長に報告してよ!何も知らずに私がその部屋に入ったらどうするのよ。」と切れました。

成美は、「別にどうもしないわよ。マーガレットさんが悲鳴を上げて部屋から飛び出して終わりよ。」と簡単に考えていました。

マーガレットは、「もう、何でも良いから、打ち合わせは成美ちゃんに任せたわよ。それとヘビを会社に連れ込まないで!ペット禁止よ。」とうろたえている様子でした。

成美は、「ヘビの特撮をするかもしれないので、その内容によってはヘビを増やす必要があるかも知れないわよ。こうなればヘビはペットではなく業務用なので、会社で飼っても良いのですよね。重役室にヘビがいるのが困るのであれば、業務用ヘビを飼う部屋を増築します。」と提案しました。

マーガレットが、「成美ちゃん、まさかヘビを増やす必要があるような打合せをするのではないでしょうね。」と成美を疑っていました。

成美は、「あら、打ち合わせは私に任されたのではないですか?ヘビを多くした方がそれだけお金が儲かるわよ。不満であれば打ち合わせに出席しますか?」と笑っていました。

マーガレットは、「遠慮しておきます。打ち合わせは成美ちゃんに任せます。」とヘビの事は全面的に成美に任せたので、成美が打ち合わせに行きました。

打ち合わせ後ロケを行うと、お客さんは成美が上手くヘビを操っていた為に驚いて、毒蛇も扱えるのか確認しました。

成美は、「毒蛇と言えば矢張りキングコブラでしょうね。キングコブラのロケも可能ですよ。」と返答しました。

お客さんは驚いて、「キングコブラなんて大丈夫ですか?」と不安そうでした。

成美は、「大丈夫ですよ。我が社はヘビのロケではニシキヘビなどよりも、キングコブラのロケを得意としていますので、一度お願いします。」と返答しました。

お客さんは、キングコブラと聞いて少し迷いましたが、成美があまりにもヘビを上手く操っていた為に一度試しにキングコブラのロケを行う事にしました。

ロケ当日、成美は、まるでキングコブラと意思疎通ができているかのように上手く操っていた為にお客さんも驚いて、「キングコブラのロケが得意だけあって、凄いですね。キングコブラも含めて今後、ヘビ関係の特撮は全て、あなたの会社に任せる事にします。」と成美を信頼した様子でした。

マーガレットが、「今日お客さんから、会社内部でも、ヘビはCGにする意見があったらしいのですが、成美がうまくヘビを操っていたので、今後とも成美に依頼するそうよ。すごく信頼されたのね。」と感心していました。

成美は、「CGだと、ヘビ動作の急な変更には時間がかかり間に合わない可能性もあるでしょう?私はロケ当日に変更されても即座に対応したので、ヘビと意思疎通ができているようだと信頼されたのよ。」とその理由を説明しました。


次回投稿予定日は、10月1日です。

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