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第二百九十八章 看護師、襲われ拉致される

不動産屋は突然丸東組が来た為に、頭の中が真っ白になり誰が元組長の知り合いなのか確認する事を忘れていました。

仕方なく全員水道については対応する事にしましたが、一人の社員が、「下水道についても対応しておかないと、また丸東組が来ますよ。」と忠告したので下水道も対応する事にしました。

社長は社員に、「誰だ!やくざ相手に詐欺を働いた奴は!」と怒りましたが、誰がやくざの元組長の知り合いなのか解らなかった為に、全員の身元を調べましたが、やくざと関係のありそうな人物はいませんでした。

看護師一家は渚に、「不動産屋が水道と下水道の対応をしてくれました。ありがとうございました。矢張り腕利きの交渉人は違いますね。私が何を言っても駄目でしたが、それなりの情報を集めて対応されたのでしょうね。」と感心していました。

マーガレットが意思波で、「情報ではなく、日本刀の間違いじゃないの?」と笑っていました。

渚は、「私の大事なスタッフを酷い目に遭わせたので、少し懲らしめてやっただけです。お礼の必要はありませんよ。」と看護師一家に説明しました。

マーガレットは意思波で、「落とし前の間違いじゃないの?」と笑っていました。

看護師は、「懲らしめると言えば、不動産屋が私も含めて、被害者全員にやくざに知り合いがいるかどうか聞いていましたが、何か関係があるのですか?」と心配そうにしていました。

渚は、「そんな事は関係ないので、気にする事はないわよ。」と安心させました。

マーガレットは意思波で、「ほら、渚、不動産屋が丸東組との関係を調べているみたいじゃないの。やくざは商売柄よく怪我をするでしょうから、外科医院の看護師と知り合いでも不思議ではないわよね。彼女が疑われて、大騒ぎになったらどうするの?私の言った通りになりそうね。」と忠告しました。

渚は意思波で、「先程から五月蝿いな。そんなの大丈夫よ。いざとなったら、また丸東組を使うわよ。」と何も心配している様子はありませんでした。

マーガレットは、「丸東組と知り合いだとして揉めているのだったら、そんな事をすれば火に油を注ぐようなもので、益々騒ぎが大きくなるわよ。」と忠告しました。

渚は、「その時はその時よどうにでもなるわよ。」と何も考えている様子はありませんでした。

マーガレットは、「渚、あなた、まさか宇宙人が出て来て問題を解決するだなんて詰まらない事は考えていないわよね。」と心配していました。

渚は、「話のながれからして、宇宙人は関係ないので出て来ないでしょう。」と安心させました。

マーガレットは、「それを聞いて安心したわ。騒ぎが大きくなれば渚が怒られて終わりね。」と安心していました。

渚は、「心配しなくても、騒ぎは大きくならないわよ。もうこれで終わりよ。」と安易に考えていました。

マーガレットは、「そうかしら、それは考えが甘くないかしら。今後どうなるか楽しみに見ているわね。」と何か問題が起こりそうな予感がしていました。

不動産屋は、その後も慰謝料だとか、元組長に詫びを入れに行くが、手ぶらで行く訳にも行かないしな等と金品を強請られていた為に、堪り兼ねて元組長の知合いを調べていました。

一人の社員が、「社長!外科医院の看護師が一人います。やくざに怪我は付き物なので、外科医院によく行くのではないですか?そこで知り合ったと考えられませんか?」と助言しました。

社長は、「それもそうだな。他に怪しい奴はいないし、間違いないだろう。帰り道を襲って拉致しろ!一寸脅かせば直ぐに吐くだろう。」と問題が解決したと安心していました。

翌日勤務を終えて帰宅途中の看護師が、不動産屋から金で雇われたチンピラに拉致されている様子を、帰宅途中のマーガレットが気付いて意思波で渚に連絡し、UFOを呼び寄せて、透明シールドを張り、後を追いました。

マーガレットから連絡を受けた渚が駆けつけるとマーガレットが、「ほら、ばれたじゃないの。だから考えが甘いと言ったでしょう。何がこれで終わりよ。どうするのよ。」と焦っていました。

渚は、「やくざや宇宙人は出て来ないと言ったけれども、亡霊は出ないとは言っていないわよね。」と返答しました。

マーガレットは、「誰の亡霊が出ると言うのよ。」と渚の考えが理解できない様子でした。

渚は、「柔道オリンピック金メダリストの内田渚選手は、芹沢外科医院の院長先生だったのよ。芹沢外科医院のスタッフを守る為に、亡霊となって現れても不思議じゃないわよね。」と返答しました。

マーガレットは、「結局そうなるのね。お手並み拝見します。」と渚に任せようとしていました。

渚は、「ライバルの銀メダリストも一緒に出て来ても不思議ではないわよね。以前二人で銀行強盗を取り押さえた事もあったからね。」とマーガレットを巻き込もうとしていました。

マーガレットは、「何で私も巻き込むのよ。」と逃げ腰でした。

渚は、「当時の柔道オリンピックの試合は有名で、今でも伝説として語り継がれています。二人があの時の姿で現れると効果抜群よ。」と説明しました。

マーガレットは、「もう、仕方ないわね。」とブツブツ呟きながら渚と当時の柔道着の姿で窓から入って行きました。

渚は、「芹沢外科医院のスタッフに酷い事をすれば私が許さないわよ。」とチンピラに迫りました。

チンピラは柔道着の名前を見て、「お前ら、まさか?」とナイフで刺しました。

渚は、「亡霊にそんな物は通用しないわよ。考えてもみて。私達は既に死んでいるのよ。」と二人でチンピラ達を柔道技で倒して看護師を逃がしました。

看護師は帰宅途中に渚の携帯に電話して亡霊に助けられた事を説明しました。

渚は、「オリンピック金メダリストの内田渚選手は芹沢外科医院の元院長先生なので、スタッフを助けてくれたのでしょう。亡霊に助けられただなんて警察に届けても信用されないので、届けなくても良いわよ。どうせ不動産屋の差し金でしょうから、先日交渉を依頼した交渉人に頼んでおきます。安心して下さい。」と何も心配いらない事を説明しました。

チンピラの報告を受けている不動産屋の所へ丸東組の組員が来て、「貴様、元組長の知り合いを襲ったらしいな!慰謝料を増額するからな!今度このような事があれば命の保証はしないから覚悟しておけよ。」と金を強請り取りました。

翌日出勤した看護師は勤務終了後看護師寮に来て、「先生、昨日は電話でしたので詳しい話はしませんでしたが、水道の事などを交渉したのは丸東組の組員で、何でも丸東組の元組長の知合いを騙したとか言っていましたが、どういう事ですか?交渉人とはやくざだったのですか?」と心配そうでした。

渚は、「あのような交渉は敬語を使ってできないでしょう?警察でもやくざ担当の係りに行ってみれば、やくざの組事務所に来たような気がするわよ。だから不動産屋もやくざだと思ったのではないですか?そんなに気にしなくても大丈夫よ。」と心配いらない事を説明しました。

マーガレットは意思波で、「ほら、看護師が目を付けられて丸東組の事がばれそうじゃないの。陽子さんの耳に入るのも時間の問題ね。」と何か考えておくように促しました。

渚は、「何を言っているのよ。亡霊になったのでマーガレットも共犯じゃないの。」とマーガレットを巻き込みました。

マーガレットは、「その為に私を巻き込んだのか?酷いじゃないの!」と怒っていました。

渚は、「そんなに怒らなくても、上手く誤魔化したから大丈夫よ。そんなに心配だったら問題が起こらないようにマーガレットが看護師を護衛すれば?」と助言しました。

マーガレットは、「何で私が護衛しなければいけないのよ。それこそ丸東組の組員を使えば良いじゃないの。」と巻き込まれないように一歩引きました。

渚は、「誰よ、丸東組の組員を使えば火に油を注ぐようなものだと言っていたのは。」と言い返しました。

マーガレットは、「解ったわよ。暫く様子を見るわよ。でも渚はいつもと同じ生活をしているのに何で私ばかりバタバタしなければいけないのよ。」と不公平だと不満そうでした。

渚は、「何?また不幸の星がどうだとか言うの?」とそういう運命だと諭しました。

看護師が、「しかし、あれは本当に亡霊だったのかしら?マーガレット選手の必殺技を目の当たりで見ました。凄かったです。それじゃ私はこれで失礼します。」と帰りました。

渚は、「ほら、マーガレット、彼女が帰ったわよ。お仕事よ。私は急患があるかもしれないので、ここを動けないのよ。後は宜しく。」と結局マーガレットを巻き込んでしまいました。

数日間、様子を見ていたマーガレットは、「もう大丈夫のようなので、私は謎の敵が襲って来る気配がないか銀河系の探査をします。」とこの問題から離れようとしていました。

渚は、「様子を見ると言っても通勤の時だけでしょう?今まで銀河系の探査はしていなかったの?」と不思議そうでした。

マーガレットは、「探査していたけれども、彼女の様子も見ていたので片手間だったのよ。今後は本格的に探査をするという意味よ。」と説明しました。

ある日診察が終わり看護師寮に戻った渚にマーガレットが、「今日、陽子さんから連絡があり、渚の診察が終われば連絡してほしいと言っていたわよ。丸東組の件、ばれたんじゃないの?」と忠告しました。

渚は、「共犯が何、他人事みたいな事を言っているのよ。」とマーガレットに対応させようとしていました。

マーガレットは、「まだそんな事を言っているの?私は最初から反対だったじゃないの。私は悪友に引き込まれたと言うわよ。」と逃げていました。

渚は、「何?その悪友って。丸で私が悪いみたいじゃないの。」と不満そうでした。

マーガレットは、「何?その言い方は?丸で渚が悪くないみたいに聞こえるじゃないの。早く連絡しなさいよ。」と渚に対応させようとしていました。

渚は、「一寸待ってよ。今帰って来たばかりよ。後で連絡するわよ。」と休憩していました。


次回投稿予定日は、9月13日です。

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